画面操作マニュアルを爆速で作るChrome拡張「ManualShot」の使い方
ツールの操作方法を人に教える機会が多い方ほど、こんな経験はないでしょうか?
- スクショを撮ってPowerPointに貼り、赤枠で囲み、矢印と説明文を入れる
- 1枚あたり5分。10枚で1時間
- 「これ、本来の仕事じゃないんだけどな…」と思いながら、毎日のように繰り返している
私もまさにこのタイプの仕事を長年してきました。GA4の設定方法、GTMでのタグ設置の手順、SWELLの管理画面操作など。説明する画面の数だけPowerPointのスライドが増えていき、気付けばマニュアル作成だけで半日が終わっている。
そんな状況を変えたくて、Claude Codeを使って自分用のChrome拡張機能「ManualShot」を作りました。スクショ→赤枠→矢印→保存(またはコピー)までをブラウザ上だけで完結できるツールです。PowerPointを開く必要がなくなり、1枚あたりの所要時間は30秒以下になりました。

皆さんが使えるようにChromeウェブストアに公開しておきました(無料です)ので、以下よりChromeに追加してご活用ください。
本記事では、ManualShotの使い方と機能について解説します。
- ManualShotで何ができるか(赤枠・矢印・連番・モザイク・テキスト挿入)
- インストール方法と基本の使い方
- 設定画面のカスタマイズ方法
この記事の著者

Kaoru Yakabi
ボーダーヘイズ・ジャパン代表
/ ウェブ解析士 / Udemy講師
上場企業のインハウスマーケターとして営業リード・採用獲得のWeb戦略に従事したのち独立。「Webマーケティングの民主化」をミッションに、中小企業への計測環境構築やAI活用支援を行う。Udemyでは受講生8,000名超、ベストセラーコース多数。
ManualShotとは|PowerPointを開かずにスクショマニュアルが完結する
ManualShotは、私がClaude Codeを使って自作したChrome拡張機能です。表示中のWebページをスクショして、その場で赤枠・矢印・連番・モザイク・テキストを入れて、PNG保存またはクリップボードコピーまでをブラウザ上だけで完結できます。

できることはシンプルですが、私が日常的に使う機能はだいたい揃えました。
- スクショ撮影(拡張機能アイコンクリックで起動)
- 赤枠で重要箇所を囲む
- 矢印アイコンを置く(向き・サイズ自由)
- 連番マーカーを置く(手順番号として)
- モザイク/ぼかしで個人情報を隠す
- テキストを画面内に書き込む
- 画像として保存、またはクリップボードにコピー
これだけのことができれば、ちょっとした操作説明の画像は十分作れます。私自身、この拡張機能ができてからはPowerPointをマニュアル用途で開くことはなくなりました。
インストール方法
ManualShotはChromeウェブストアで公開しています。以下のページにアクセスし、「Chromeに追加」ボタンを押せばインストール可能です。

ブラウザにピン留めしておくとアイコンが常に表示されるのでおすすめです。
ManualShotはChromeブラウザ向けに作っています。Chromiumベースのブラウザ(Edge、Brave、Vivaldiなど)でも基本的に動作しますが、私自身が動作確認しているのはChromeだけです。FirefoxやSafariには現時点で対応していません。
基本の使い方
ここでは、ManualShotの基本の使い方について解説します。(自分が使いやすいように)操作性にはこだわったので、起動すれば直感的に使えるはずです。
スクショを撮りたいページを開いた状態で、ツールバーのManualShotアイコンをクリックします。

起動すると、撮影されたスクショが編集画面に表示されます。
編集に使うのは、主に上部メニューバーと左サイドバーです。
上部メニューから「枠」「矢印」「アイコン」「文字」「ぼかし/モザイク」の追加、左サイドバーで追加した要素の編集ができます。

各ツールの基本動作はこのあとのセクションで詳しく解説します。まずは「赤枠を引いてみる」「矢印を1本足してみる」あたりから触ってみてください。
「アイコン」については、オプションメニューから独自のものを設定可能です。
右上の「保存」または「コピー」ボタンで出力します。
「保存」ボタンからは画像ファイル(デフォルトはWebP、保存ダイアログでPNGやJPGも選択可能)としてダウンロードできます。
「コピー」ボタンからはクリップボードにコピーが可能です。PowerPoint・Word・メール・チャットツール等にそのまま貼り付けられます。

私の使い分けとしては、クライアントから何か聞かれてすぐに回答したい時には「コピー」、Webサイトで画像としてちゃんと使いたい場合には「保存」で対応しています。
各ツールの詳細
ここからは、ManualShotで使える注釈ツールを1つずつ見ていきます。
赤枠:重要箇所を囲む
クリック&ドラッグで矩形の枠を描画します。色・線の太さ・角の丸みはオプション設定画面でカスタマイズ可能です(後述)。デフォルトは赤色・太め・角ありで、視認性を優先した設定にしています。

矢印
注目してもらいたい箇所に向けて矢印を設定することが可能です。

アイコン
矢印は画像アイコンとして配置することもできます。こちらは任意の画像をオプション設定から読み込んでおくことで使える機能です。

私が愛用しているのは、ICOOON MONOさんが配布している以下の指やじるしのアイコンです。
連番
手順が複数ある画面で、説明文の順番に対応する番号を画像内に置けます。

連番マーカーの色やスタイルは設定画面で切り替え可能です。
ぼかし/モザイク
メールアドレス・名前・URL・チャットの相手など、公開できない情報を隠したいときに使います。

範囲を矩形で指定すると、その範囲がぼかしまたはモザイク処理されます。ぼかしとモザイクは設定画面で切り替え可能で、強度(ぼかし量/モザイクの粗さ)も自由に変えられます。
テキスト:画面内に補足文を書く
画面内の任意の場所に直接テキストを書き込めます。

フォント・サイズ・色は設定画面で変更可能。「ここをクリック」「ログイン情報を入力」のような短い補足を入れたいときに便利です。
設定画面のカスタマイズ
各ツールの初期値は、オプション設定で変更できます。
オプション設定画面は、アイコンを左クリックして「オプション」から開くことができます。

オプション設定を開くと、以下のような画面が表示されます。ここで、全体の色の設定や枠線の太さ、アイコン画像のアップロードなど、初期値を設定することが可能です。

設定できる項目は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 枠線・矢印・テキストの色 | カラーピッカー or HEX指定(共通設定) |
| 線の太さ | 1〜10px |
| 角の丸み | 0〜50px |
| 矢印アイコン | 自分の画像をアップロード。初期サイズもピクセル設定可能 |
| テキストフォント | フォントファミリーの入力による指定 |
| フォントサイズ | スライダーで調整 |
| ぼかしタイプ | ぼかし/モザイクの切替 |
| ぼかし強度 | スライダーで調整 |
| 連番マーカー | 2種類のスタイルから選択 |
| 画像フォーマット | 保存時の画像フォーマットをWebP、PNG、JPGから選択可能 |
| 透かし | 画像内に透かし(テキストまたは画像)を設置しサイズや透明度を設定可能 |
矢印アイコンの差し替えは、自社ブランドカラーに合わせたい方や、独自のアイコンセットを持っている方には便利な機能です。
よくある質問
ここでは、ManualShotについてよく寄せられそうな質問にまとめて答えます。
Macでも(Windowsでも)使えますか?
使えます。ManualShotはOSではなくChromeブラウザ上で動くので、いずれのOSでも同じように動作します。
保存形式は何ですか?
デフォルトはWebPファイルになっていますが、オプション設定から変更可能です。
撮影できる範囲は?
ブラウザの現在表示中のタブを撮影します。スクロールしないと見えない範囲は撮影されません。長いページを丸ごと撮りたい場合は、別のフルページ撮影対応の拡張機能で撮影し、画面内の「クリップボードから読み込み」ボタンを押すことで同じように動作させることが可能です。
設定を変えたのに反映されません
設定変更後は、拡張機能を一度閉じてから再度起動してください。すでに開いている編集画面には自動反映されない仕様です。詳しくは「設定変更後は拡張機能の再起動が必要」のセクションを参照してください。
Edge・Firefox・Safariでも使えますか?
EdgeやBraveなどChromiumベースのブラウザでは基本的に動作しますが、私自身はChromeでしか動作確認していません。Firefox・Safariには現時点で対応していません。
まとめ
私の感覚では、これまでPowerPointで1枚5分かけていたスクショマニュアルが、ManualShotを使い始めてからは1枚30秒以下で作れるようになりました。
特に便利なのが、クライアントやUdemy受講生などから質問があった際に、気軽に画像を使った説明ができるようになった点です。今読んでいただいているようなマニュアル記事の制作も簡単になりました。
人に何かを伝えることが多い人なら便利にお使いいただけるはずです。以下のリンクから無料でインストールできますので、お気軽に試してみてください。
機能改善のご要望があれば、下の方にあるコメント欄に書き込んでください。



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