GA4測定IDを確認する方法
GA4の測定IDがどこにあるのかわからない…
この記事では、Googleアナリティクス(GA4)の測定IDを確認する方法について解説します。
測定IDとは、主にGoogleタグマネージャー(GTM)でGA4を設定する際に「データの送り先」を識別するためのコードです。「G-」で始まり、英数字のランダムな組み合わせ(例:G-ABC123XYZ)になっています。1つのデータストリームに対して1つの測定IDが発行されます。
このIDを使うことで、WebサイトとGA4プロパティとを接続することができます。GTM以外にも、例えばECサイトやWordPressテーマに直接GA4を設定する場合にも使用します。
GA4における「データストリーム」とは、Webサイトやアプリなどの計測対象ごとに設定する「データの入り口」のようなものです。1つのプロパティ内に複数のストリームを作成でき、Web・iOS・Androidなどで分けて計測します。Webサイトだけを計測する場合は、通常ストリームは1つだけ作ります(測定IDも1サイトに1つ)。測定IDは、このストリームを識別するために使用します。
測定IDの確認方法は簡単です。以下の手順で確認してみてください。
GA4測定IDを確認する方法①
GA4測定IDを最も手軽で簡単に確認できるのが、以下の画像の方法です。
GA4画面上部の検索窓に「測定ID」と入力すると、「G-」から始まる測定IDが見つかります。

大抵の場合には上記で確認できますが、アカウントやタイミングにより検索で見つからないこともあります。また、誤って複数の測定IDが発行されている場合に、より詳細に確認しなければならない場合もあります。
そこで、もう1つデータストリーム側から確認する方法も紹介します。
GA4測定IDを確認する方法②
GA4測定IDは、データストリームからも確認できます。
最初の方法で見つからない場合やストリームが複数ある場合には、以下の手順で取得してください。
GA4管理画面左下の歯車アイコンから管理画面にアクセスし「データストリーム」を選択、測定IDを確認したいデータストリーム名をクリックします。

表示された「ウェブストリームの詳細」の中の「G -XXXXXXXXXX」という文字列がGA4の測定IDです。これをGTMなどのツールに設定します。

よくある質問(FAQ)
GA4の測定IDに関連する、よくある質問をまとめました。
- 測定IDってどんな時に使うんですか?
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主にGoogleタグマネージャー(GTM)を使用して、WebサイトにGA4のタグを設置する際に使います。測定IDがあることで、送られたデータが「どのGA4プロパティに入るか」が正しく判断されます。
- 「G-XXXXXXX」と「数字だけのID」、両方あるのはなぜ?
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「G-XXXXXXX」は測定IDで、「数字だけのID」はプロパティIDです。測定IDは実際のデータ送信に使われるID、プロパティIDはGA4内部でプロパティを識別するIDです。
数字だけのプロパティIDの方は、ふだんの運用ではあまり使いませんが、API連携や一部の管理URLにアクセスする場合やサポート問い合わせの際に求められることがあります。基本的にはシステム担当者向けの情報です。
- 間違えてウェブストリームを複数作ってしまい、測定IDがいくつも発行されました。どうすればいいですか?
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GA4ではウェブストリームを作成するたびに、新しい測定ID(G-XXXXXXXXX)が自動的に発行されます。ただし、アプリを運用していないWebサイトの場合、基本的にストリームは1つで十分です。複数の測定IDがあると、どれが本番用か分からなくなったり、誤って不要なIDにデータを送信してしまうリスクが高まります。
対処法としては、以下の流れをおすすめします。
- 使うストリームを1つに絞る
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現在利用しているタグ設定やGTMで使用中の測定IDを確認し、それを「本番用」と決める。
- 不要なストリームを削除 or 放置
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不要なストリームの名前を(未使用)などと変更し、本当に使用していないか確認ができ次第削除する。
※ストリームの削除はもとに戻せない操作なので慎重に確認してください。
まとめ
GA4の測定IDは、正確な計測を行うために重要な要素です。GTMでのイベント設定時やトラブルシューティングなどのために、確認方法をしっかり押さえておきましょう。
特に、「データストリーム」という仕組みを理解することが、測定IDの混乱を防ぐポイントです。アプリを使っていないWebサイトであれば、ストリームは1つ、測定IDも1つだけで十分。むやみに増やすと、どれが本番用か分からなくなってしまいます。
「どれが本番用の測定IDかわからない…」という場合には、慌てずにGTM等に設定されている測定IDを丁寧に確認してみてください。「よくわからないまま進める」のではなく、情報を整理しておくことが、今後の設定ミスやデータ欠損のリスクを最小限に抑えることにつながります。
測定IDはさまざまな場面で登場します。これからGA4を導入する場合には、以下の記事からご覧いただくことをおすすめします。
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