「ボーダーヘイズ」という社名の由来
このページでは、弊社の社名「ボーダーヘイズ(Border Haze)」の由来について解説します。
「ボーダーヘイズ(Border Haze)」という名称は、小型のハゼ類の総称である「ダボハゼ」のアルファベット表記を英語風に読ませたものに由来しています。
DABO-HAZE → BODA-HAZE → BORDER-HAZE
変わった由来だと感じるかもしれませんが、弊社の事業姿勢と「情報の空白地帯」に対する考え方を込めています。
取るに足らないものに光を当てる
ダボハゼという魚をご存知でしょうか。チチブやヌマチチブなどの小型のハゼ類の総称です。彼らは、多くの釣り人にとっては「外道」であり、「取るに足らない存在」としてぞんざいに扱われます。しかし、幼い頃から天邪鬼だった私は、この「誰からも相手にされない魚」に強い関心を持っていました。そして、彼らを釣り、飼育するなどして詳しく観察していたのです。
ちなみに完全な余談ですが、上皇陛下も長年に渡りハゼ類の研究をされており、ダボハゼ(チチブ類)に関して著書も出されています。
「日本の淡水魚類ーその分布,変異,種分化をめぐってー」(昭和62年,単行本)のチチブ類の項目をご執筆
上皇陛下のご研究について – 宮内庁
ダボハゼは体長10センチほどと小型ですが、非常に獰猛で貪欲な性格をしており、自分よりも大きな相手にも迷わず食らいついてしまいます。この「身の程知らずな貪欲さ」は、私のような小さな存在が新しい領域へ挑戦し続けるために必要な姿勢だと考えているのです。
一般的に、何にでも飛びついて多角化する経営は「ダボハゼ経営」と呼ばれ、否定的な意味で使われることもしばしばです。しかし、「経営の神様」と呼ばれる故・稲盛和夫氏は著書やインタビューの中で、京セラの成長の原動力としてこの「ダボハゼ経営」を肯定的に捉えています。
あれもこれもと手を出す「ダボハゼ経営」をしたのでは、虻蜂取らずですべてを失ってしまうと、よくいわれます。
しかし京セラの場合、単品ではいつ何どきそれが立ち行かなくなってしまうか分からないので、生き残っていくためにいろいろなものを手がけなくてはならないと考えてきました。それが、創業時から遺伝子DNAとしてインプットされています。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
奇しくも、稲盛先生の著書であり京セラ社の経営思想でもある「京セラフィロソフィ」は私のバイブルであり、その先生が「ダボハゼ」という言葉をポジティブに取り扱っていることを知り感動したことを覚えています。
弊社も(まさに「身の程知らず」ではありますが)この精神を受け継ぎ、Webマーケティング支援、自社メディア運営、EC、YouTube運営、教育事業と、必要だと思った領域には手当たり次第に取り組んでいます。
「境界の霧」という存在意義
社名の「Border Haze」を直訳すると、「境界の霧」や「境界の靄(もや)」という意味になります。私は、この「どちらとも言えない曖昧な領域」にこそ、自分の存在意義があると考えています。
例えば、弊社が運営する「Web改善のレシピ」というサイトでは、情報のレベルの「ちょうど良さ」を大切にしています。 現在のWebマーケティング界隈を見渡すと、「初心者向けの平易すぎる内容」か、あるいは「専門家向けの極めてマニアックな内容」と、情報は二極化しています。
「初級者は脱したが、専門家向けの情報は難しすぎる」
こうした、初心者を抜けたばかりの人が直面する領域(境界線)は、意外にも発信者が少なく、霧の中を歩くような感覚に苦しむ人も多いと感じます。私自身、Web業界に飛び込んだばかりの頃には、情報の少なさに苦しんだ一人です。
そこで、私はあえてその霧の中に留まり、どちらの極端な層にも属しきれない人たちにとっての「ちょうど良い存在」でありたいと考えています。
誰かを救うメディアを作る
私が事業を広げる際の判断基準は、常に一つです。
「それは、誰かを救うメディアになるか?」
この考え方の源流は、私が2013年に立ち上げた「ルアーメイキングのススメ」というサイトにあります。同サイトは、魚を釣る擬似餌である「ルアーを自作する」という非常にニッチな領域を扱ったものです。ですが、「このサイトをきっかけにルアー作りという趣味に出会った」という声も多くいただきました。
世間一般からは「取るに足らない趣味」に見えても、本人にとっては切実で大切なもの。そうした領域に光を当て、適切な情報を置くことで、誰かの「居場所」を作ることができます。
一つひとつのブログ、一つひとつの文章が、誰かの課題を解決し、誰かを救うきっかけになること。 この軸をぶらすことなく、弊社はダボハゼのような貪欲さで、社会の境界線にある課題に向き合い続けようと考えています。
